来週の相場と世界の状況を考える ~雑感~
米国:インフル、コロナ ⇒しかもウォール街などのあるNY州
欧州:元からガタガタ、コロナ
中東:元からガタガタ、レバノンデフォルト
アジア:言うまでもなくコロナ
日本:コロナ、円高
おそらく今週も相場は世界全体・日本とも厳しい状況ではないでしょうか。
特にニューヨークが非常事態宣言になったことから、ウォール街で一旦ポジション解消(売却)の動きになるのではと考えられます。
取締役や役員・アナリスト・ストラテジストなどの心情が悲観的になり、今後もネガティブになる側への対応や判断をより下すようになることが予想されます。
塀の外から状況を見ていても、塀を降りて危険な状況下に置かれるとあっさり判断を変えるのが人間です。
特に先週の米国利下げにより、日本円・米ドル間の金利差が縮小したことで、結果さらに円高に振れました。
株と違って為替は以下の点から、一国の国策で対応するにも難しい部分があります。
・そもそも為替を動かすには金額ボリュームが大きく求められる
・為替は他国との問題があるので単独で大きく操作にしくい
・既に金利が著しく低いので下げ幅余地は少ない
確実にコントロールできるリスクなどありはしませんが、改めて、ポートフォリオ作成の意義の理解と実践が求められています。
特に、「株式100%は理論的に正しくない」ことを説明する場面が多かった立場としては、その発言の真価が問われる場面と感じています。
(どうポートフォリオを考え作成するかは、最終的にお客様次第です)