今週のメジャービジネス誌 ~11月4週目~
【今週のメジャービジネス誌 ~11月4週目~】
今回は大学特集が多いですね。
11月になり、各大学が入試要項を出したので、それを後押しする意味もあるのでしょう。
大学は少子化の流れの中で、そもそも文部科学省からの補助金と、そして次の2020年からの大学無償化と、国・税金の大きなお金が入ってくる先でもあります。
●週刊ダイヤモンド
『歯医者のホント』
最近のネット経由での簡易なマウスピースによる歯科矯正ビジネスの勃興に、細部までしっかりと踏み込めていますね。
ただし、米国株で9月IPOしたスマイルダイレクトクラブ社・SmileDirectClubの株価は目下下落中ですが…。
歯科矯正学会など、入会がしっかりしている団体についても触れています。
●週刊エコノミスト
『勝ち残る 消える大学』
目次
各大学の財務面・戦略にまで触れているのが興味深いですね。
私学の雄や理系大学の財務面の強さが光ります。
欧米の有名大学は、資産運用業界では有名な機関投資家です。
ハーバード大学の運用方針、イエール大学やオックスフォード大学の運用ポートフォリオ、スタンフォードのVC・ベンチャーキャピタル育成策、様々比較で考えるポイントはありますね。
このあたり、東京大学でもようやく「既に保有している土地・不動産の有効活用」を始めた程度と、資金力や取り組みに大きな開きがあります。
●東洋経済
『本当に強い理系大学』
こちらは理系大学なので、研究分野に特にフォーカスされています。
学部学科の特定分野が特定の教授に依存していると、引っこ抜かれて転籍の際にどう対応するんでしょうね。
第一人者・エース級の教授は、豊富な研究開発費&数千万の給与にするのも海外では当たり前ですが、日本はそのあたりどうなのでしょうか。