野村證券と山陰合同銀行 「優良顧客だけ、ワイらが高度な提案で沈めたるわ。雑魚客はやる気ないんで引き続きヨロシコ」
日本経済新聞「証券事業は顧客対応に特化 山陰合銀、野村証券と提携」
ちなみに地元での略称は合銀(ごうぎん)です。
太陽のごとくなGマークは、大好きです。
個人的にひねくれた見方をすれば、
「優良顧客だけ、ワイらが高度な提案で沈めたるわ。雑魚客はやる気ないんで引き続きヨロシコ」
ぐらいにしか思いませんけどね。
ニュースリリースの提携図も、これそのものにしか感じません。
「合銀じゃないと嫌だ、野村なんぞの提案なんて受けたくない」という考えの上顧客は一定数いると思いますが、そんなことは「野村證券から出向してきた社員」に提案させればよいですから。
案の定、出向は明記されています。
要するに、資産運用提案のリテールへの限界懸念でしょう。
銀行は本業たる融資に集中すれば良いという、悲しいかなド正論だと思います。
これが実に興味深いのは、初の形式での業務提携もさることながら、山陰合同銀行は『優良経営な地銀』であるということでしょう。
最近は「銀行危険度ランキング」的なものが雑誌の特集としてコンスタントに出てきますが、山陰合同銀行は健全部門で上位に毎回入ってきます。
地銀改革・再編待ったなしの中で、合銀がこのレベルの手を売ってきたということに、その意味を感じます。
https://www.gogin.co.jp/www/contents/1491461495623/simple/20190826_1.pdf