お金の教育 金融庁の中学生・高校生向けの金融教育のテキストが難しすぎる
夏休みということもあり、高校生を対象としたお金の勉強会を開いてほしいと依頼を受け、ただ今内容を作成しております。
その中で、高校生向けの金融教育を調べていて、非常に衝撃を受けました。
良い衝撃:ちゃんと内容を作っている点
悪い衝撃:難しすぎる点
参考になったのはこちらです、「高校生 金融 教育」で検索すると出てきました。
『金融庁 中学生・高校生のみなさんへ』
https://www.fsa.go.jp/teach/chuukousei.html
高校生向けの以下の教師用指導マニュアルなど、私でもわかりやすく教えるのは無理だと瞬時に思いました。
公務員及び学校法人勤務の先生が行うのは、「無理ゲー」でしょう。
『高校生向け副教材の教師用指導マニュアル(金融庁)』
https://www.fsa.go.jp/teach/koukou/sidou.pdf
後ろの章とはいえ、ディスクロージャー、CSR、M&Aなど、「最高難易度の理解と説明を求められる」ものになります。
私の中では、灘・開成卒の官僚の方々が、母校の生徒向けに作ったものと捉えることにしました…。
実施する・しないとはまた別で、学校の元教頭・校長の方々が「お金の教育はやろうとしたことがあるが、上手くいかない」とおっしゃっていた理由がよくわかりました。
ただし、批判ばかりしていても意味がありません。
内容としては、素晴らしく作り込まれています。
新入社員・若手社員向けや、自身で一度何となく知っていたことを、理解したと言えるまで学ぶための題材には、十分になるのではないでしょうか。
※余談ですが、「海外では金融教育が進んでいる!!」は、個人的には幻想だと考えています。
ヒント:アメリカのリボ払いの状況