お金のパーソナルトレーナー 〜FutureVision’s diary〜

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バイナリーオプションが本当に勝てるのか、稼げるのかを「真面目に」考えてみた

今週企業研修で「勧誘」について行うので、テキシアだのオプザイルだのの事件を今一度確認していました。

 

この勧誘の研修について、当初は金融機関では絶対にできない内容がほしいことから考えつきましたが、思っていたよりも響く印象があります。


良からぬものに嵌って無駄に離職する、ともすれば会社や社員のお金に手をつける。

 

いずれにせよ、採用コストはもちろんのこと、いらぬ詮索や人間関係悪化からの業務効率・モチベーションの低下も見過ごせないでしょう。

 


さて、バイナリーオプションのブームとも呼べるものが、2014~2016年頃にありました。

 

(今でもInstagramで、その流れは残っています。手法は暗号通貨関連に変わったりもしています)


結局このバイナリーオプションの勝率を「真面目に」考えると以下のようになります。

 

金融先物取引業協会 個人向け店頭バイナリーオプション取引月次速報

www.ffaj.or.jp

 

しっかりと協会が、各社のバイナリーオプションの取引口座をまとめてくれています。


例えば、2社を確認してみます。

 

GMOクリック証券の顧客損益
https://www.click-sec.com/corp/guide/fxop/attention/pdf/monthly_trading.pdf


(株)外為どっとコムの顧客損益
https://www.gaitame.com/bo/pdf/bo_monthly.pdf

 


とちらも言えることは、

 

●お客様の購入総額に対する受取総額の割合
コイントス・丁半博打のようなものと称されているが、それより分が悪い。とはいえ、1/2に近くはある。

 

●取引口座数に対して損失が生じた口座数の割合:およそ70~80%を推移
⇒つまり、利益が出ている口座は20~30%。そしてこれは、「1円でも」という結果になります。目に見えて利益が出ている口座の割合は、ここからさらに引かれることになります。


という結果になっています。

 

勧誘してくる側からすると、「俺たちは勝てる手法を確立しているから勝てるんだ!!」などの発言が返ってくるので、話が噛み合うことはないと思います。


つまりは、このような明確なものを知ってから、その上で挑むのかどうかを、雰囲気ではなく自分で考えることが大切なのでしょう。