NISAや株式配当の手続きに関する期限について ~年末・月末最終営業日ではありません~
銀行・証券などの金融機関は12月30日が営業最終日です。
年内の仕事が収まり、今年・来年のお金について考えている人もいらっしゃるのではないでしょうか。
NISAや株式の配当について、いくつか注意点があります。
特に株式の配当については、年末だけの内容ではありません。
●NISAの利用期限
SMBC日興証券:【NISA】2020年非課税投資枠のご利用期限について
⇒2020年のNISAご利用期限は年内受渡し(2020年12月30日受渡し)までとなります。国内株式の年内受渡しは、2020年12月28日約定分までです。(2020年12月29日からは、2021年非課税投資枠の利用となります)
株式(投資信託なども同じ)には約定(金額・注文の確定)から受け渡しまで数日間かかります。
つまり29日・30日に注文手続きをして約定しても、受け渡しは営業日から来年になるため、翌年のNISA枠での購入となります。
(当日に売買を繰り返すデイトレードについては、約定し金額確定している&口座からお金は引かれているという状況のため、受け渡しを待たず売り買いの手続きを証券会社が間に入って執り行っているとお考え下さい)
またNISA内で話は変わりますが、5年経ってのロールオーバーをする際の手続きは、11月末あたりが期限となります(各金融機関により異なります)
日本証券業協会:一般NISA口座でロールオーバーする際のお手続きと留意事項について
●株式の配当
配当が得られる株式の場合、その基準日は月末と記載されています。
何月かは会社により異なりますし、年複数回であることも多いです。
こちらもその日に保有していること、つまりは受け渡しが完了していることが前提となるため、月末の2営業日前に約定が完了していることが前提となります。
SMBC日興証券:初めてでもわかりやすい用語集
『権利確定日 (けんりかくていび)』