ひふみ投信のレオス・キャピタルワークスがSBIの子会社に
ひふみ投信で有名なレオス・キャピタルワークスが、SBIホールディングスの子会社になることが発表されました。
日経新聞の記事内にもありますが、レオスと言えば2018年12月に、上場が決まって公募や抽選が進みあとは上場日を待つのみという中で、急転直下の上場取り止めという騒動がありました。
IPOでの上場中止・取り消しは、年間2~3社ぐらいはあるので、それ自体は驚くようなことではありません。
代表の藤野氏は、そのファンドマネージャーとしての実績や書籍などで有名な方です。
今回のSBIの子会社になることや、一年弱前のIPO中止も、メディアに対しては前向きな発言しかすることはできません。
日経ビジネス:レオス藤野英人氏「SBI傘下入りは、メリットの方が大きい」
私自身も、SBIの子会社になることを悪手だとはまったく思いません。相乗効果は大きいです。
そもそもなぜレオスキャピタルはISホールディングスの中にいるのかについては、リーマンショックの際のダメージが大きく、救済してもらう形でその傘下に入ったという経緯があります。
ISホールディングス:2009年02月04日 レオス・キャピタルワークスによる当社に対する第三者割当増資を引き受け、子会社化しました。
経緯については、ホールページ内にて、運用部長が触れています。
(このあたり、正直な会社だという印象は大きいです)
『多くの時間、お金、そしてヒトを注ぎ込み、レオスの体力を消耗してようやく誕生した「ひふみ投信」でしたが、2008年9月の発売当初からリーマン・ショックに襲われました。ですので、設定から相当の期間にわたってまったくというほど売れず、レオスの経営を圧迫していきました。
そして藤野さん以下経営陣や私たち従業員も株式を手放すことになりました。』