止まらないソフトバンクGの株価下落
ソフトバンクGの株価の大幅下落が止まりません。
ついに通信のソフトバンクとの親子逆転状態となりました。
子会社のソフトバンクが、親会社のソフトバンクグループより時価総額が大きくなっています。
ソフトバンクグループはここ数年で投資会社として大きく舵を切ったのは言うまでもないところですが、最近ユニコーンの神話が崩れていた最中にコロナショックと、急激に窮地に追い込まれています。
ブルームバーグ:ソフトバンク、ビジョンファンド補強で100億ドル調達目指す-関係者
⇒『ただ原油価格の急落で中東の政府系ファンドが大きな痛手を被っていることもあり、ソフトバンクGは投資家から十分な資金を確保できない可能性がある。』
・投資先のユニコーン企業が壊滅状態
・ヴィジョンファンドの最大出資者である産油国の危機
・金融機関やアップルなどの超大企業も不透明感が大きい
〇WeWork
ロイター:ソフトバンクG、ウィーワークTOB撤回を検討=関係筋
完全にあきらめて事業売却狙いにし(売却している国は既にあります)、ここにかける資金を自社株買いに充てたいのではと感じます。
〇OYO(オヨ)
83億円を出資していたOYOの株式を、OYOに339円で売却しました。
はい、8,300,000,000円⇒339円です。
ZHoldingは、Yahoo・ヤフーと考えればよいです。
(それ以外にもアスクルや一休、そしてZOZOやPayPayなども傘下にはあります)
日本経済新聞:ZHD、印オヨとの不動産賃貸企業株 339円で売却
現在の朗報としては、ソフトバンクGの保有資産の大部分を占めるアリババ株の下落は大きくなく、また中国はコロナが収まりつつあることです。
とはいえ、中国&封鎖&ウイルス変異の可能性などのため、正確なデータや今後の見通しは曖昧であるという部分はまだあります。