お金のパーソナルトレーナー 〜FutureVision’s diary〜

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今週のメジャービジネス誌:週刊エコノミスト ~2020年3月24日号「国内40年ぶり高値 金が上がる」~

週刊エコノミスト 3月24日号
『国内40年ぶり高値 金が上がる』

weekly-economist.mainichi.jp


金・ゴールドについての一般的な理解はこの一冊で十分と言えるほど良い内容だと思います。

 

エコノミストはページ数が少ないものの、読んでいて「捨てページなし」と感じます。

 

金についての記事はシリーズ④までを考えており、現在②まででした。

fp-futurevision.hatenablog.com

 

 

金相場については、上昇した後に換金売りで現金にされたためか、現在は元に戻りつつあります。


金はどのような通貨・現金よりも安全資産と言えます。

 

各国中央銀行の施策により、現金が大量に投入され、また低金利が進む今、その地位はより堅固なものになっているでしょう。


各国政府の金保有量を見れば、その資産保全としての意義が伝わると思います。

 

米国が圧倒的ですが、ドイツ・イタリア・フランス・ロシア・中国と着実に金を何千トンと保有する国は多いです。

 

コロナウイルスが猛威を振るうイタリアも、その財政破綻を守る砦の一つがこの金なのでしょうか。

 

国の財政危機の際に資金援助を行うIMFも、多く金を保有しています。

 

支援国の通貨は、支援を行わなければならない際は下落していることがほとんどなので、金を保有することは実に合理的です。

 


純金積立かETF投資信託かは、「実物交換の可能性」と「税制」応じて考えると良いでしょう。

 

金採掘国は世界各地に分散されており、南アフリカが採掘のほとんどであるプラチナとの違い、その手堅さを感じさせます。


また、工業用途の割合が少なく、宝飾用・投資用が多いという点も、工業用途(自動車)が多いプラチナや銀と異なり、その底堅さの要因でしょう。

 

プラチナ:自動車(排気ガスに関する触媒)、南アフリカがほとんど
銀:工業、南米が主要だが世界各地で採れる

 

田中貴金属工業:自動車排ガス浄化触媒の構造とロジウムの役割

tanaka-preciousmetals.com