前田道路・前田建設のTOBと特別配当の熱き戦い
このような上場会社の重大な動きは、随時発表する必要があるため、「（会社名） IR」で検索すると、IRページがすぐに出てくるのでわかりやすいです。
TOB：Take Over Bidの略、要するに「場外・市場外」での公開買い付け
IR：Investor Relations（インベスター・リレーションズ）、投資家向きの広報活動全般 ※カジノリゾートのIRはまた別の意味です
『前田建設（前田建設工業）』
●1月20日
24.38％を保有する前田道路を、50.1%の取得を目指し連結子会社にする旨を発表。前田道路株のTOB買付価格は、1株3,950円。買い付け期間は1月21日から3月4日まで。
https://www.maeda.co.jp/news/blog_assets/attachments/849/20200120.pdf
『前田道路』
●1月24日：前田建設のTOBに対して、反対意見を表明
http://www.maedaroad.co.jp/ir/2020/info_20200124.pdf
●2月20日
2020年4月14日（予定）に臨時株主総会（以下「本臨時株主総会」といいます。）を開催し、株式１株当たり650円の剰余金の配当を行う旨の議案を付議することを決定。
剰余金・特別配当の基準日は2020年3月6日（金）、2営業日前は3月4日。
http://www.maedaroad.co.jp/ir/2020/info_20200220.pdf
簡単に言うと、
TOBに応じる:TOB買付価格で売れる
TOBに応じない：特別配当をもらえる
面白い図式になってきました。
前田対決だと、「ろくでなしブルースですか？」という感想は一部の世代が思うところでしょう。
ヤフーファイナンス：（1883）前田道路
⇒各IR発表後の揺れ動く株価にご注目下さい
