粉飾決算と不適切会計
東芝子会社・東芝ITサービスの不適切会計は、東芝本体にも影響を与えることとなるかもしれません。
日本経済新聞:東芝、東証1部復帰に影 子会社で不適切会計発覚
日本公認会計士協会:監査・保証実務委員会研究報告第25号「不適切な会計処理が発覚した場合の監査人の留意事項について」の公表について
こちらの中で、以下のようになっています。
『意図的であるか否かにかかわらず、財務諸表作成時に入手可能な情報を使用しなかったことによる、又はこれを誤用したことによる誤り』
つまりはミスも含まれるので、それ自体では「嫌疑」のような状態です。
意図的な粉飾決算となると、以下の可能性が出てきます。
〇上場企業の場合:金融商品取引法、証券取引法の違反
⇒投資家を欺いて損失を与えている、そもそも有価証券報告書(決算や戦略方針・会社の状況などを記載したもの)の虚偽記載
〇非上場企業の場合:詐欺罪の疑い
⇒銀行など金融機関から融資を受けていた場合、融資詐欺となる可能性がある
有価証券報告書の虚偽記載は、かつてライブドア社でホリエモンこと堀江貴文氏などが捕まったものです。