ヤフオク・PayPayフリマの「売り手側」への手数料割引 ~2020年のインターネット販売・EC市場はどう動くのか~
前回はPayPayの決済での大きな40%還元キャンペーンについてでしたが、今回はインターネット販売でのPayPay及び関連のヤフー&ソフトバンクの動きです。
ヤフオク:PayPayフリマとの同時掲載で落札システム手数料実質3%
元々ヤフーオークションがありましたが、メルカリの参入&有名になったことにより、特にファッションで売ったり買ったりすることは日常のことになりました。
私も特にジム内でのシューズは、高めなレアものスニーカーを中古を買って使っています。
コンビニ・郵便局から発送したり、受取も自宅以外にもPUDOなど宅配便ロッカーがあり、便利になっています。
ヤマト運輸:PUDOステーション
さて、ソフトバンク・ヤフー陣営は、ヤフオクは圧倒的に強いものの、フリマアプリにおいてメルカリの台頭を許しており、PayPayフリマを昨年にスタートさせて追いつこうとしています。
(ヤフーショッピングが楽天市場に負けていることも積年の課題であり、ZOZOの買収はここに絡んでいますが、置いておきます)
フリマアプリやショッピングモール全般は、売り主への手数料で稼ぐモデルです。
その手数料は、以下のようになっています。
(ショッピングモールは、プランや商品により変わるので除きます)
メルカリ:10%
PayPayフリマ:10%
ラクマ(旧フリル):3.85%
ヤフオク:8.64%
※今後変わる可能性は大いにあります
手数料が少ないラクマで売りたいと考える人は多いのですが、どうしてもメルカリの方がユーザー数が多くよく売れるので、そちらになるというもどかしさを抱えています。
買う側にとっては、売り側の手数料は関係ない話ですから、仕方がないでしょう。
ただし、メルカリとラクマで同時に出品している人も多いので、メルカリで買おうとしてたものをラクマ側で探してみて、同額であったのなら基本的に5%は割り引いてもらえることが多いです。
さて、PayPayフリマはヤフオクで出品されている商品と連動させたり、PayPay決済での購入なら20%還元にするなどして規模の拡大を図っていました。
今までは買い手側への施策でしたが、売り手側にもお得感のある施策を打ち出したのが、冒頭の落札システム手数料実質3%です。
ヤフオクだけでなく、PayPayフリマ側でも同様に3%です。
PayPayフリマ:業界最安販売手数料実質3%
楽天・ラクマやAmazonをも加えて、EC業界は2020年も大きく変化があるでしょう。