米国vsイラン ~大統領選挙と日本のエネルギー問題を考える~
米国とイランが、ミサイル発射など状況がさらに悪化しました。
ただ、両国とも戦争は望んでいないとされています。
そもそもトランプの当初の方針として、イランとの闘争は望んでいないはずです。
今年に自身の大統領選挙(2020年11月3日)を控える中、引けない部分はあるにせよ、大事にはしたくないでしょう。
トランプの最大の支持層は白人労働者であり、それはメーカーの工場で働くブルーカラーに他なりません。
イランのザリフ外相も、戦争は望んでいないとツイートしています。
こちらのNHKのアメリカ政治とイラン情勢の特集は、実にわかりやすいものだと思います。
NHK:トランプ大統領 ~アメリカ政治の今~ 『緊迫 イラン情勢』
さて、日本としては自衛隊の中東派遣もさることながら、やはり石油でしょう。
(中東派遣も全ては石油問題ですが)
日本は石油をどこから輸入しているのか。さすがに米国と国交断絶していて、経済制裁中のイランから輸入するわけはありません。
2017年
サウジアラビア:40.2%
アラブ首長国連邦(UAE):24.2%
カタール:7.3%
クウェート:7.1%
ロシア:5.8%
石油が何でどう使われているのかと考えると、最たるものでガソリン・プラスチックとしか言いようがないでしょう。(石油⇒原油⇒ガソリン・灯油・重油・軽油などの流れは省きます)
物の製造から物流からあらゆるものに関わるため、世界のありとあらゆる物の値段に最終的には直結すると言っても過言ではないでしょう。
ただし、電力においては石油は9%です。天然ガスが40%、石炭が32%となります。
電気事業連合会:電源別発受電電力量の推移
経済産業省:「平成28年度エネルギーに関する年次報告」(エネルギー白書2017)
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