定期預金をしない国会議員が増えている ~実態を反映していない資産等報告書~
昨年7月に当選した参院議員124人の資産等報告書が公開されました。
資産等報告書に記載される預貯金は定期預金であり、普通預金は公開されません。
このため、預貯金0円となるわけです。
この超低金利の中、定期預金をしないというのは、お金の持ち方としては良い選択をしていますね。
定期預金の解約は大変なので、銀行窓口でも「どうせ金利はないようなものから、こちらも手続きが手間だし、待つそちらも嫌だと思うので、定期預金はしないでほしい」と10年ぐらい前から行員一同思っています。
ネットバンキングでも、第2・第3暗証を使えば定期預金は解約できます。
とはいえ、定期預金をしてネットバンキングも使わない層を、いかに来店時に「定期預金でもここまで低金利なので~」などのトークから一時払い終身保険に沈めて手数料をふんだくるでに、銀行は長らく心血を注ぎ収益を上げてきたわけですが。
時事通信:預貯金「ゼロ」が6割超 超低金利余波、制度に疑問符も 参院議員資産公開
有価証券(株式・債券・投資信託など)にしても、資産管理会社を使っている場合、出てくるのは非上場の自身の資産管理会社の株の名称だけです。大事なのはその管理会社にいくらお金があるかになります。
参考
時事通信:国会議員の資産公開
『報告書には本人名義の土地や建物、預貯金、有価証券、自動車などが記載され、参院議員会館で閲覧できる。保存期限は7年。』