レオパレス21vs村上ファンド ~再び表舞台へ~
かつてのプロ野球球団の買収騒動(ライブドア⇒近鉄バッファローズ、村上ファンド⇒阪神タイガース)の時に話題・注目を集めた村上世彰氏は、インサイダー取引
で実刑となった後、シンガポールへ渡り、そして現在は投資会社レノ及びその関連会社を率いてファンド事業を行っています。
このあたりは、 週刊ダイヤモンド12月7日号の「最強投資家が狙う割安株」で特集された内容でもあります。
シンガポールに10年いたことが、個人的には察するところがあります。
さて、村上氏・レノ社がレオパレス21の株を買い進めていることは以前から知られていることでしたが、この度ついに取締役全員の解任という、大きな株主提案を行いました。
村上氏、レオパレスに取締役全員解任求める 株主提案
レオパレスはレノ以外にも、様々な投資ファンドが大量保有しています。
一連の騒動で、売るに売れない塩漬けとなっている個人投資家も多くいることもことですし、この株主総会で解任決議が通る可能性も十分にあるのではないでしょうか。
臨時株主総会は、3%以上の株式を6カ月以上保有している株主であれば申請することが可能です。
(株主総会の招集、総株主の議決権の100分の3以上の議決権を6か月前から引き続き持つ株主、裁判所経由など厳密なルールがあります)
レオパレス21:大株主の状況(上位10名、2019年3月末現在)
上記の2019年3月末の状況から、現在は大きく動いています。