パナソニックの苦境と社債投資の旨味
産経新聞:国内電機の「敗戦」か 迷走するパナソニック 液晶・半導体も撤退、見えぬ戦略
確かにパナソニックの株価は、日経平均株価が上がる中で同様に上がっているものの、ソニー・東芝・シャープなどの他の電子機器の会社と比べると、その株価は寂しいものがあります。
パナソニック(株) 株価
2019年度上期の中間決算から苦境については報道されていましたが、中々厳しい状況が続いています。
パナソニック、消費増税の影響は200億円以上--米中関係の影響大きく減収減益
パナソニック社の収益柱となっている事業セグメントは、以下の3つです。
アプライアンス:いわゆる家電、テレビや洗濯機
ライフソリューション:パナホームズ、家・オフィス内機器
コネクティッドソリューションズ:通信、工場のFA、IoT関連
今回の問題とされる液晶や半導体はBtoBですし、やはり一般消費者向けBtoCに関しては強い印象です。
さて、資産運用については、投資家の中で7月に発行した社債(米ドル建て)が注目でした。
年2.536%・期間3年
年2.679%・期間5年
年3.113%・期間10年
米国国債含めて利回りが低下している中で、パナソニックがさすがに3年や5年では破綻しないだろうという考えが強く働いたのではと思います。
パナソニック株式会社:米ドル建無担保普通社債発行に関するお知らせ