仮想通貨で1億円を溶かしていた明浄学院の問題がプレサンスコーポレーションの代表取締役社長逮捕に繋がる
ヤフーファイナンス (株)プレサンスコーポレーション
現役の上場企業の代表取締役社長、かつ創業者が逮捕とあって、昨日・本日と株価が大きく下落しています。
社長のみではなく、その前に関連していたプレサンス社の部長も逮捕されているので、厳しい先行きが待っていることでしょう。
上場企業の社長の逮捕は、2019年ではビーイング社でもありました。
こちらは、末広社長が車の運転で速度超過から交通事故を起こし、死者も複数名出る惨事となりました。
プレサンス社は関西では非常に名の知れた不動産会社です。
特に、単身・ファミリー向けのマンション分譲が強く、新築マンション投資でも雄となっています。
なぜプレサンス社の山岸社長が捕まったのか。
簡単に言うと、「21億円の横領を手助けした」からです。
詳細な図はこちらです。
朝日新聞:「社長に資金の流れ説明」容疑の部長供述 明浄学院事件
上記は全逮捕者・登場人物が出ているのですが、詳細を省くとこちらになります。
MBS:プレサンス社長逮捕…共謀相手が“明浄学院の理事長になるため”18億円を貸したか
立地の良い場所に土地を持っている学校法人と、その土地をマンション用地にしたい不動産会社との思惑の合致といったところでしょうか。
明浄学院については、夏頃から大学の資金を仮想通貨(暗号資産)に投資して溶かすなど、問題視はされていました。
日本経済新聞:大阪観光大、前理事長が1億円流用か 仮想通貨に
学校法人ましてや大学には、国からの運営費補助金が必ず入りますので、税金を不正流用していると言えます。
さらに今回の21億円についても、10月から所在不明であることや大阪地検特捜部が関係先を家宅捜査していることが報道されていました。
産経新聞:1億円引き出し「口外するな」元理事長が指示 明浄学院
『法人をめぐっては、明浄学院高の土地売却で手付金として受け取った21億円も所在不明となっている。大阪地検特捜部は29日、業務上横領容疑で法人や高校のほか、21億円を預かったとされる不動産会社「サン企画」(吹田市)などの関係先を家宅捜索した。』