今週のメジャービジネス誌(後編)~12月2週目~
今週のメジャービジネス誌(後編)~12月2週目~
●東洋経済
『最新! 危うい会社リスト』
IFRS対応で随分会社の見え方も変わります。
確定拠出年金が増えた事情には、低金利による確定給付年金の損失(企業側が補填)に加えて、IFRS会計だと退職金は負債に計上されため、それを簿外に切り離すためという側面もあります。
のれん代、引当金、保有株式の含み損、落とし穴となる項目はいくつかありますね。
第三者割当増資を悪用 苦境企業が手を染める“闇増資”
MSワラントで増資を繰り返す企業も、黄信号…(以下自主規制)
基本的にソフトバンクGは保有しているアリババ株約13兆円が「全ての担保」になっている。
上場しているので、明確に価値があり、いつでも売却できるわけなので、有利子負債がどんなに膨らんでも10兆円ぐらいまでなら問題ない。
さらに携帯のソフトバンクも一年前に上場させたわけなので、こちらも同様に担保に加えることができる。
だから、ウィーワーク問題で1兆円ぐらい焦げ付こうが大したことはない。
というメッセージを感じ取りました。
確かに上場している株式なので、明確な時価に市場売却は自由。
間違いなくそうなのだが、本当にそうなのか?
と考えさせられる内容でした。
WeWork・ウィーワークは同じサービスオフィスを世界展開しているリージャス社(英国上場)・サーブコープ社(豪上場)と比較すれば、その金額・時価総額のおかしさは明白でした。
特に日本のリージャスは貸会議室で有名なTKP社の傘下になりましたので、上場しているTKP社の決算書類を見れば読み取れる部分は大きいです。
OYOとTikTok(バイトダンス社)の資産金額も大きいのですが、ここも実のところ疑惑は大きいとされています。