米国ハーバード大学の資産運用内容とは? 今週のメジャービジネス誌:週刊ダイヤモンド「最強投資家が狙う 割安株」~12月1週目~
【米国ハーバード大学の資産運用内容とは? 今週のメジャービジネス誌:週刊ダイヤモンド「最強投資家が狙う 割安株」 ~12月1週目~】
2019年12月7日号『最強投資家が狙う 割安株』
今回は一般人向けの「この銘柄に注目」系ではありません。
ただ、このような最強投資家とされるアクティビストのファンドも、自己資金ではなく外部資金(出資者を募っている)であることが多いです。
つまりアクティビストにも投資家がいて、彼らもまた投資家に「~年で~%のリターンを見込む」などと言って出資してもらっているため、厳しい目線にさらされているのです。
ではこのようなアクティビスト・買収ファンドにはどのような投資家が出資しているのか。
機関投資家や超富裕層です。
その機関投資家の一例として、「大学」が世界の金融・資産運用業界では大きな力を持っています。
『ハーバード大学の財務報告書 2019年度版 OCTOBER 2019』
https://www.harvard.edu/sites/default/files/content/fy19_harvard_financial_report.pdf
12ページに、大学基金の運用内容・ポートフォリオが明記されています。
PEと略されるPrivate Equityの部分ですね。
株式:26%
プライベートエクイティ:20%【※ここ】
ヘッジファンド:33%
不動産:8%
天然資源:4%
債券:6%
その他の実物資産:2%
現金やその他:2%
そして単年度の結果とはいえ、運用収益に一番貢献したのは、プライベートエクイティでした。