金銀とアンティークコインと心強さと
ロバート・キヨサキ氏が、最新の本では実物の金・銀の保有を推していますね。
筑摩書房『金持ち父さんの「これがフェイクだ!」 ─格差社会を生き抜くために知っておきたいお金の真実』
それ自体は確たる考えがあるものですし、そこに何の懐疑的なものは思いません。
ただ、この本を受けて、ネットワークビジネス系の人が金・銀への「投資案件」を悪用するのではないかと予想しています。
そう言えば、アンティークコイン系の本が一斉に書店で目立ったことが何年か前にありましたね。
アンティークコインの売買歴はありますし、富裕層の保有資産としてある程度意義があるものだということは認識しています。
相続対策に使え得る手法も、理解してはいます。
しかし、同じジャンルの各々の本でも、良書と悪書と思えるものはありますね。
アンティークコインは相対取引ですから、広告本を読んでその会社に購入の相談に行くと、鴨ネギとして扱われる可能性が高かったりもします。
こちらの本は、自社でアンティークコインを直接売買するわけではなく、またカラーストーン(ルビー、サファイヤ、エメラルド等)についての記載もあり、参考になりました。
日本実業出版社 『最強のアンティーク・コイン投資』 田中徹郎