お金のパーソナルトレーナー 〜FutureVision’s diary〜

【お金のパーソナルトレーナー LINE@:@uaj8236y 】個別・対面での相談に特化することで、iDeCoや法人型の確定拠出年金、つみたてNISAの運用内容の選び方のポイント。生命保険の良さと不都合な真実、IPO投資や家計の固定費削減などをレッスンしています。

りそな銀行が「売りたい商品ありきでしか説明していません。相談なんてできていません」と認めた件

りそな銀行が、資産運用などの相談を強化するため、企業内大学を設けるそうです。

 

取り組み事体は大いにけっこうなことですが、これって、

 

「今まで、相談なんてあまり行っていませんでした。売り手が儲かる商品を説明して誘導していただけでした!!」

 

と認めたことに等しいのでは………と思いました。

 

『りそな、企業内大学設置 資産運用を強化 コンサル力底上げ 2019/5/29 日本経済新聞より』

www.nikkei.com

 

最近、今後に悩む地方銀行勤務の方(全員悩んでいる説はありますが)と話をする機会がありました。

 

先輩がお客様にファンドラップを提案し、契約。それに対して、先輩の考えを聞いてみようと「ファンドラップってあまり増えなくないですか?」と聞いてみると、

 

『お客様が選んだことだから!!』と嫌な顔をされたそうです。

 

いや、それってあなたが提案したからでしょう、と。

 

ファンドラップなんて普通のお客様は知らないので、自ら選んだわけではなく推したからでしょう、と。

 

そもそも、どれほどの選択肢を示して、どういう説明をして、お客様が納得して選んだんだろう、と。

 

凄まじく考えさせられたそうです。

 

(※ファンドラップは、業界内では素人騙しの糞商品という位置付けです)

 

しかし、りそな銀行の社長が「銀行の強みはきちんと相談できること」と言っていて、企業内大学を設けてそれをPRするわけなので、

 

〇よほどきちんと相談できていなかった

〇他の金融機関はきちんと相談できていない

 

このどちらかなんですよね…。